中野信子 世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた
最近、本屋でなんとなく手に取った、中野信子さんの『世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた』という本を読んでみました。タイトルからしていかにも自己啓発っぽくて、正直ちょっと警戒していたのですが、読んでみるとなかなか面白かったです。

いわゆる「地頭がいい」と言われる人たちが特別な才能を持っているというよりも、日々の考え方や行動の積み重ねで差がついている、という内容が中心でした。たとえば、感情で反応せずに一度立ち止まることや、物事を構造で捉えること、常に「なぜ?」を問い続ける姿勢など。どれも当たり前といえば当たり前なのですが、自分ができているかと言われると、胸が痛いところです。
仕事でも、つい目の前のタスクに追われてしまい、「そもそもこれは何のためにやっているのか」と考える余裕がなくなっているなと反省しました。会議でも、発言のうまい人は話がシンプルで、結論から話していることが多いですが、それも本書で紹介されていた「思考を整理してから話す」という習慣の賜物なのだろうと思います。
特に印象に残ったのは、「賢い人ほど自分の無知を自覚している」という話です。年齢を重ねると、つい分かった気になってしまいがちですが、実際は知らないことだらけです。若い部下の意見に素直に耳を傾けることも、実は“頭のいい人”の行動なのかもしれません。
読み終えて感じたのは、「特別なことは書いていないけれど、それを継続できる人が少ない」ということです。結局、差がつくのは習慣なのだと改めて思いました。明日から急に頭が良くなるわけではありませんが、せめて会議では一呼吸おいてから話す、物事を構造で考えてみる、そんな小さなことから始めてみようと思います。
四十代も半ば、今さら遅いかもしれませんが、伸びしろはまだあると信じたいところです。少なくとも、「忙しい」を言い訳に考えることを放棄しないようにしたいものです。読書の時間を少し増やそうかな、と久しぶりに前向きな気持ちになれた一冊でした。







