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管理職なりたくない

今日もまた休日出勤です。街はクリスマスムードで賑わっているのに、私は会社の会議室で一人、部下の評価シートと向き合っています。窓の外から聞こえる楽しそうな笑い声が、まるで別世界の音に思えます。

管理職になった瞬間から、残業代はつかなくなり、休日出勤は「当然」とみなされるようになりました。これが昇格のご褒美だと言われても、どう考えても罰ゲームにしか感じられません。

正直、管理職になりたくはありませんでした。プレイヤーとして現場で数字を追いかけている方がずっと楽しく、やりがいもありました。自分の成果がそのまま評価につながるシンプルさが心地よかったのです。

しかし「君ならできる」と言われて昇格し、気づけば部下の相談、上司への報告、板挟みの毎日です。成果を出しても「チームのおかげ」、失敗すれば「管理職の責任」。この構造に慣れることは、きっと一生ないだろうと思います。

「辞めたい」と思う瞬間は一日に何度もあります。朝の通勤電車でふと「今日会社に行かなければどうなるだろう」と考えてしまいます。夜遅くまで残業して、誰もいないオフィスでパソコンを閉じる瞬間にも「もう限界だ」と心の声が響きます。

それでも、部下の頑張りを見ると「ここで投げ出したら彼らに申し訳ない」と思ってしまいます。結局、自分の気持ちより責任感が勝ってしまうのです。

管理職は、誰もが憧れるポジションではありません。私にとっては、ただの罰ゲームです。残業代もなく、休日もなく、心の余裕もなくなります。それでも、部下が「ありがとうございます」と笑顔で言ってくれる瞬間だけは、ほんの少し救われます。だからこそ、完全に辞める決断ができないのです。

心の中では「本当は辞めたい」と叫びながら。罰ゲームを続けるしかないのです。

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